大樹生命の「おまかせセレクト(無配当保障セレクト保険)」は、持病や既往症をもっている方でも加入しやすい商品で、契約者が必要な分だけ死亡保障・医療保障を選択可能な設計になっています。また、保障は一生涯続く終身タイプです。
「持病があり薬を飲んでいる」、「通院しながら治療をしている」、「大きな病気で入院・手術をしたことがある」、そんなあなたに朗報です!
持病や既往症を持っている人は、「生命保険に入れない」と諦めがちですが、生命保険会社はそのような方でも加入できる保険商品を日々開発しています。おまかせセレクトでは、4つの簡易な告知をするだけで保険の申し込みができるので、持病や既往症がある人にはとても嬉しい商品となっています。
持病があっても保険を諦める必要はありません!
この記事では、大樹生命の「おまかせセレクト」の保障内容、保険料、加入時の注意点・メリデメにつき詳しく解説しますので、是非最後までご覧ください。
おまかせセレクトの保障内容
おまかせセレクトは、1つの死亡保障特約、3つの医療保障特約から、必要な保障だけを選択できる商品です。ここでは、一つずつ丁寧に解説しています。
保険加入前にきっちり保障を理解しましょう!
死亡保障特約(引受基準緩和型終身保険特約)
死亡保障特約(引受基準緩和型終身保険特約)を付加した場合、一生涯の期間、災害死亡保障と死亡保障の2つの保障が受けられます。ただし、災害死亡保険金と死亡保険金は重複して受け取ることはできません。
①災害死亡保険金
災害で死亡した場合、契約で定めた保険金額(特約保険金額)の災害保険金を受け取ることができます。
②死亡保険金
災害以外で死亡した場合、契約で定めた保険金額(特約保険金額)の死亡保険金を受け取ることができます。
3つの医療保障特約
①引受基準緩和型総合医療特約
引受基準緩和型総合医療特約は、ケガや病気による手術・入院に備える医療保障です。加入前に罹患していた病気の再発や悪化の場合も保障対象となることがあります。
引受基準緩和型総合医療特約では、ケガや病気を原因とした1日以上の入院をしたとき、「入院給付日額×入院日数」の金額について、災害・疾病入院給付金を受け取ることができます。
また、公的医療保険制度の対象となる所定の手術を受けたとき、入院中の手術の場合は「入院給付日額×10倍」を、入院以外の手術の場合は「入院給付日額×5倍」を手術給付金として受け取ることができます。
さらに、公的医療制度の対象となる放射線治療を受けたとき、「入院給付日額×10倍」の放射線治療給付金を受け取ることができます。
給付金は日帰り入院から支給対象となっています。また、がんの場合は支払日数が無制限ですので、入院が長期になる場合でも安心です。
近年は宿泊を伴わずに手術をする日帰り入院も珍しくないので、保障対象となる点は嬉しいですね!
なお、手術給付金・放射線治療給付金の支払条件が「公的医療保険制度の対象となる治療」であることから、先進医療の場合には保険金を受け取ることができませんので、契約前にきっちり確認しておくことが大切です。
②引受基準緩和型がん三大治療特約
引受基準緩和型がん三大治療特約は、がんによる入院、がんの三大治療(手術・放射線治療・薬物療法)に備える保障です。引受基準緩和型がん三大治療特約を付加することで、がんへの備えを強化することができます。
がんになりやすい家系、過去にがん罹患経験がある場合は、付加することをおすすめします。
がんで1日以上の入院をした場合、「入院給付日額×入院日数」の金額のがん入院給付金を受け取ることができます。
また、がんが原因で、公的医療保険制度の対象となる手術を受けたとき、入院中の手術の場合は「入院給付日額×20倍」を、入院以外の手術の場合は「入院給付日額×10倍」を手術給付金として受け取ることができます。
公的医療制度の対象となる放射線治療を受けたとき、「入院給付日額×20倍」の放射線治療給付金を受け取ることができます。
加えて、公的医療保険制度の対象となる抗がん剤治療を行ったときには「入院給付日額×20倍」の抗がん剤治療給付金を、オピオイド鎮痛剤によるがんの疼痛緩和療養を受けたときには「入院給付日額×10倍」のがん疼痛緩和オピオイド給付金を受け取ることができます。
なお、支払条件が「公的医療保険制度の対象となる治療」であることから、先進医療の場合には保険金を受け取ることができませんので、契約前にきっちり確認しておくことが大切です。
③引受基準緩和型先進医療特約
引受基準緩和型先進医療特約を付加することで、先進医療による治療・療養に備えることができます。
①②は先進医療は対象外なので、③を付加することをおすすめします!
引受基準緩和型先進医療特約を付加した場合、ケガや病気で先進医療による療養を受けたとき、先進医療に係る自己負担金額の実費を受け取ることができます。
ただし、1回・通算ともに1000万円の限度があります。契約前に支払内容の制約条件を踏まえた上で申込みすることをおすすめします。
生命保険商品は、保険会社や商品によって、様々です。納得のいく内容で加入するため、まずはファイナンシャルプランナーと保険相談することをおすすめします!
「おまかせセレクト」の契約例
おまかせセレクトの加入イメージを持っていただくため、ここでは実際の契約例を掲載しています。契約例の内容は以下の通りです。
- 死亡保障(引受基準緩和型終身保険):300万円
- 引受基準緩和型総合医療特約:入院給付日額5,000円
- 引受基準緩和型がん三大治療特約:入院給付日額5,000円
- 引受基準緩和型先進医療特約:付加
実際に加入検討される際には、上記をモデルプランと考えて頂くのが良いでしょう。
「おまかせセレクト」の3つの特徴
特徴① 4つの簡易告知
医師による診査不要で、4つの簡易な告知のみで申込みができます。全ての項目が「いいえ」であれば、加入申し込みができ、とても分かりやすいですね。4つの告知内容は以下の通りです。
特徴② 保障が一生涯続く
引受基準緩和型終身保険を付加することで、一生涯に亘り死亡保障に備えることができます。
また、引受基準緩和型総合医療特約を付加することで、医療保障が一生涯続きます。
健康上の問題で保険を諦めていた方にはとても嬉しいですね。
特徴③ オプションでがん・先進医療に重点保障
引受基準緩和型がん三大治療特約を付加することで、がんにかかったときの入院・三大治療、オピオイド鎮痛薬によるがんの疼痛緩和療養に備えることができます。また、引受基準緩和型先進医療特約を付加することで、先進医療による療養への備えもできます。
がんへの備えは十二分にしておきたいですね!
「おまかせセレクト」の保険料
気になる「おまかせセレクト」の保険料について解説します。保険料は、各特約毎・男女別に設定されています。各特約の金額は以下の通りです。
- 引受基準緩和型終身保険特約:特約保険金額200万円
- 引受基準緩和型総合医療特約:入院日額5,000円(90日型)
- 引受基準緩和型がん三大治療特約:入院日額5,000円
男性の保険料(単位:円)
契約年齢 | 引受基準緩和型 終身保険特約 | 引受基準緩和型 総合医療特約 | 引受基準緩和型 がん三大治療特約 | 引受基準緩和型 先進医療特約 |
20歳 | 3,280 | 3,060 | 2,600 | 182 |
30歳 | 3,892 | 3,720 | 3,115 | 182 |
40歳 | 4,797 | 4,530 | 3,870 | 182 |
50歳 | 6,166 | 5,805 | 5,065 | 182 |
60歳 | 8,440 | 7,680 | 6,715 | 182 |
70歳 | 12,734 | 10,040 | 8,115 | 182 |
80歳 | 22,392 | 12,715 | 8,980 | 182 |
女性の保険料(単位:円)
契約年齢 | 引受基準緩和型 終身保険特約 | 引受基準緩和型 総合医療特約 | 引受基準緩和型 がん三大治療特約 | 引受基準緩和型 先進医療特約 |
20歳 | 2,992 | 2,990 | 3,025 | 182 |
30歳 | 3,522 | 3,420 | 3,735 | 182 |
40歳 | 4,272 | 4,120 | 4,685 | 182 |
50歳 | 5,376 | 5,275 | 5,505 | 182 |
60歳 | 7,084 | 6,885 | 6,095 | 182 |
70歳 | 10,222 | 8,975 | 6,160 | 182 |
80歳 | 17,242 | 11,440 | 6,475 | 182 |
付加できる特約
おまかせセレクトには、上記で解説した死亡保障・医療保障の他に、以下の特約を付加することができます。
- 引受基準緩和型終身保険特約:災害による死亡、その他の原因による死亡への備え
- 引受基準緩和型総合医療特約:ケガや病気による入院・手術への備え
- 積立保険特約:保障に加えて、貯蓄を希望する場合
- リビング・ニーズ特約:余命6か月以内と判断された場合に保険金を支払う
- 指定代理請求特約:保険金請求の代理人を設定する特約
加入時の注意点・デメリット
①オプションを付けないと先進医療は対象外
おまかせセレクトの2つの医療保険特約(引受基準緩和型総合医療特約・引受基準緩和型がん三大治療特約)では、公的医療保険制度の対象となる治療方法で治療を行った場合のみ給付金の支払い対象となっています。
つまり、先進医療は保障の対象外となっています。
私たちは病気になった際、最善の治療方法を選択したいと考えるものです。医療技術は日々進化していますが、公的医療保険制度は周回遅れで整備されます。そのため、いざ治療を受けるとき、最善の治療方法が公的医療保険制度と登録されていない場合があります。
先進医療も保障対象とすべく、「引受基準緩和型先進医療特約」も付加することをおすすめします。
生命保険はとても複雑な商品です。経験豊富な専門家FPと納得いくまで相談の上で加入することが望ましいでしょう。
②契約から1年間は保険金額は半額に
おまかせセレクトには、「支払削減期間」というものがあります。
そのため、契約日から1年間については、保険金・給付金の支払事由が発生しても、実際に受け取れる金額は、契約(各特約)で定めた金額の半額になります。
近々入院や手術をするだろう、と思ってから保険に加入してもダメ!早め早めに加入しましょう。
まとめ
大樹生命の新商品「おまかせセレクト」について詳しく解説してきました。
おまかせセレクトは、持病や既往症があっても簡単な告知で申込みできる死亡・医療保険です。保険を諦めていた方でも、保障が一生涯続くところはとても良い商品ですね。
一方で、オプションを付けない場合には先進医療が保障されていないことや、1年間の保険金の削減期間がある点については、加入前にきっちり理解しておくことが大切です。とても大事な自分や家族の生活を守るため、自分に合った生命保険に加入することは人生において重要です。
生命保険商品は、保険会社や商品によって様々です。納得のいく内容で加入するため、まずはファイナンシャルプランナーと保険相談することをおすすめします!
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