2020年5月、保険スタートアップのJustInCase(ジャストインケース)は、新型コロナウイルス等による入院時に給付金10万円を支払う「コロナ助け合い保険」を発売開始しました。
感染症への備えをしたいニーズが高まっています!
「コロナ助け合い保険」の正式名称は「総合医療保険」で、新型コロナウイルスの感染に限らず、1泊2日以上の入院をしたときに10万円の給付金を受け取ることができます。
また、新型コロナウイルス感染症の場合、入院ではなく、自宅や施設等で医師の治療を受けた際にも給付金を受け取ることができます。
この記事では、JustInCaseの「コロナ助け合い保険」の保障内容、保険料、加入時の注意点・デメリット、他社のコロナ保険等につき詳しく解説しますので、是非最後までご覧ください。
- 「コロナ助け合い保険」の保障内容・保険金
- 「コロナ助け合い保険」の主な取扱い
- 「コロナ助け合い保険」の4つのおすすめポイント!
- 「コロナ助け合い保険」の保険料
- よくある質問
- Q1. 保険料控除の対象になりますか?保険料控除証明書はもらえますか?
- Q2. 契約期間中(1年間)に年齢が上がりますが、保険料も上がりますか?
- Q3. 加入年齢に制限はありますか?
- Q4. オンライン以外で申込手続きはできますか?
- Q5. 他社の医療保険に加入していますが、重複して加入できますか?
- Q6. 申し込み後にクーリングオフできますか?
- Q7. 新型コロナウイルス感染の疑いで自宅待機・隔離した場合、給付金を受け取れますか?
- Q8. 保険金が支払われないケースはありますか?
- Q9. 保険期間中、入院一時金は何度でも受け取ることはできますか?
- Q10. 更新しないようにする方法を教えてください
- Q11. 解約返戻金はありますか
- JustInCaseとは
- 「コロナ助け合い保険」の加入時の注意点・デメリット
- まとめ
「コロナ助け合い保険」の保障内容・保険金
ケガまたは病気により1泊2日以上の入院をしたとき、給付金10万円を受け取ることができます。また、新型コロナウイルス感染症の罹患の限らず、1泊2日以上の入院をしたときに10万円の給付金を受け取ることができます。
つまり、1泊以上の入院で10万円受け取れます!
さらに、新型コロナウイルス感染症に罹患し、自宅や臨時施設等で医師の治療を受けた際にも給付金を受け取れます。
「コロナ助け合い保険」の主な取扱い
細かい内容ですので斜め読みOKです!
- 正式名称:総合医療保険
- 契約年齢:満15歳~満64歳
- 契約条件:告知
- 保険期間:1年間(自動更新)
- 保険料払込期間:1年間
- 保険料払込方法(回数):月払のみ
- 保険料払込方法(経路);クレジットカード、デビットカード
- 申し込み方法:インターネットのみ
告知事項
「コロナ助け合い保険」に加入するには、過去の病歴や加入時の健康状態等に関する告知が必要になります。告知事項は以下の通りです。
- 現在体温が37.5度以上ですか、または体調の不良を感じていますか。
- 現在ケガまたは病気により入院中ですか。または過去6ヶ月以内に医師により入院または手術を進められたことがありますか。
- 今までにがん、所定の心臓の病気、所定の脳の病気のいずれかの病気で、医師の診察、検査、治療、投薬のいずれかを受けたことがありますか。
- 過去2年以内に所定の病気で、医師の診察、検査、治療、投薬のいずれかを受けたことがありますか。
- 過去5年以内に同一の病気で90日以上の期間にわたり、医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがありますか。
- 現在、当社の「わりかん がん保険(P2P特約が付帯したがん保険)」の被保険者としてご契約中ですか。
- (女性のみ)現在妊娠していますか。
- (女性のみ)過去5年以内に妊娠・分娩に伴う異常で、入院したり手術(帝王切開を含みます)をうけたことがありますか。
- 過去5年以内に習慣的に喫煙していましたか。
虚偽の告知をした場合、保険金を受け取れない可能性があります。
「コロナ助け合い保険」の4つのおすすめポイント!
ここでは、「コロナ助け合い保険」のおすすめポイントについて、現役FPが解説します。
おすすめ① 契約と同時に保障が開始する
がん保険など、生命保険や医療保険の一部には、罹患可能性の高い人への保障を避けるため、一定期間については疾病の罹患などを保障しない「不担保期間」が設けられています。
他のコロナ保険では10~14日間の不担保期間がありますが、Justincaseの「コロナ助け合い保険」は、契約と同時に保障が開始します。つまり、不担保期間がありません。
スマホで契約した瞬間から保障されるのは嬉しいですね。
ただし、告知事項の一部に該当する場合には保険契約が成立しない場合がありますし、告知義務に違反した虚偽の告知をした場合には給付金を受け取ることができませんのでご注意ください。
おすすめ② 給付内容が分かりやすい
「コロナ助け合い保険」の支払事由は、「ケガまたは病気により1泊2日以上の入院をしたとき」と、とてもシンプルです。
新型コロナウイルスに感染した場合に限らず、ケガや病院による入院も保障対象なので、「1泊以上の入院で10万円」と覚えておくと良いでしょう。
さらに、新型コロナウイルスに感染した場合には、自宅療養や施設療養でも給付対象となります。
おすすめ③ オンラインで保険金請求ができる
「コロナ助け合い保険」では、オンライン上の「ご契約者様用マイページ」から保険金請求ができます。紙での手続きは不要で、とても便利です。
保険金請求時には、医療機関から発行された診療明細書もしくは領収書を撮影することが必要となります。また、診療明細書もしくは領収書は、患者氏名、医療費の請求期間(入退院日)、病院名が鮮明に分かるように撮影すると良いでしょう。
保険金の請求は退院前(入院中)であっても可能です。医療機関により発行された診療明細書や領収書等により入院の原因となったケガもしくは疾病、および入院期間が確認できる場合には入院一時金を受け取ることができます。
紙書類の提出が不要なので、自宅や病院から請求できて便利ですね!
おすすめ④ 申し込みが簡単!
「コロナ助け合い保険」は、オンライン上から申し込みすることができます。JustInCaseの商品案内サイトから申込フォームに進み、以下の情報を登録・同意・確認します。
- 保険に入る方(被保険者の方)のお名前、性別、生年月日
- 契約者の方のお名前、性別、生年月日、電話番号、メールアドレス、住所
- 告知事項の確認
- 重要事項説明の確認 お支払い情報(クレジットカード)の登録
簡単に申し込みができて、とても便利!
「コロナ助け合い保険」の保険料
それでは、気になる保険料について確認しましょう!
年齢によっては他社と比べて必ずしも安くありません。他のコロナ保険と価格比較することをおすすめします。
保険相談については、何度でも無料で相談できる、お近くのほけんのトータルプロフェッショナルをおすすめします。オンラインでも相談もできますよ!
よくある質問
Q1. 保険料控除の対象になりますか?保険料控除証明書はもらえますか?
A1. 「コロナ助け合い保険」は少額短期保険のため、年末調整での保険料控除の対象とはなりません。そのため、保険料控除証明書は発行していません。
Q2. 契約期間中(1年間)に年齢が上がりますが、保険料も上がりますか?
A2. 契約期間中の保険料は、契約開始日時点の年齢によって決定します。そのため、契約期間中には保険料は変更しません。例えば、39歳から40歳になった場合、次回の更新時から保険料が上がることとなります。
Q3. 加入年齢に制限はありますか?
A3. 被保険者は、契約開始時点で満15歳以上満64歳以下の方に限定されています。なお、契約者と被保険者が同一人物の場合に、18歳以上満64歳以下の方となります。
15歳未満や64歳以上の方の保険をお考えの場合、太陽生命の「感染症プラス入院保険」をおすすめします。
Q4. オンライン以外で申込手続きはできますか?
A4. 申し込み手続きは、オンラインのみ対応しています。対面での相談等はできません。
Q5. 他社の医療保険に加入していますが、重複して加入できますか?
A5. 他社の医療保険と重複して加入することができます。
Q6. 申し込み後にクーリングオフできますか?
A6. 「コロナ助け合い保険」は保険期間が1年未満の金融商品であるため、クーリングオフの対象外となります。
中身をきっちり吟味した上で加入の是非を判断しましょう!
Q7. 新型コロナウイルス感染の疑いで自宅待機・隔離した場合、給付金を受け取れますか?
A7. 検査結果待ちの場合、自宅・宿泊施設等での「隔離」「待機」は給付金の請求対象にはなりません。保険金の請求には、医療機関が発行する診療明細書や領収書等が必要となります。
Q8. 保険金が支払われないケースはありますか?
A8. 以下の場合、入院給付金の支払対象外となります。
- 入院の原因となったケガや疾病の発生が、責任開始日以前であった場合
- 正常分娩、正常妊娠による入院であった場合
- 治療を主たる目的としない診断のための検査による入院であった場合
Q9. 保険期間中、入院一時金は何度でも受け取ることはできますか?
A9. 入院一時金は、1年間の保険期間中に1回のみ受け取ることができます。保険期間中に、2回以上入院しても受け取れませんのでご注意ください。
なお、契約を更新した場合、更新後に支払事由が発生した場合、再度保険金を受け取ることができます。
保険金を受け取れるのは1年に1回のみ
Q10. 更新しないようにする方法を教えてください
A10. 「ご契約者様用マイページ」にて契約の自動更新を停止することができます。自動更新を希望しない場合は、保険期間満了日の前日までの手続きが必要です。
Q11. 解約返戻金はありますか
A11. 保険期間中はいつでも解約できますが、解約返戻金はありません。
保障が不要になっても、支払った保険料の返還はありません。
JustInCaseとは
「JustInCase」はご存知ですか?
保険会社の名前には、「●●保険株式会社」や「●●保険相互会社」など、保険会社であることを明示することが保険業法上定められています。しかし、JustInCaseには保険会社という文字が付いていません。
JustInCaseは、「少額短期保険」という少額かつ短期間の商品のみを扱える保険会社で監督官庁に登録されています。
スタートアップならではのニッチな商品をスピーディに開発・販売しており、保険業界でも注目を集めている会社です。
JustInCaseは、「コロナ助け合い保険」以外にも、スマホの損害を保障する「スマホ保険」や、歩数に応じて保険料が割り引かれる「歩くとおトク保険」などを販売しています。
「コロナ助け合い保険」の加入時の注意点・デメリット
注意点① 必ずしも安いわけではない!
「コロナ助け合い保険」の月々の保険料は510円からとなっていますが、他社のコロナ保険と比べて必ずしも安くありません。各社コロナ保険の保険料は以下の通りです。
- 大樹生命「おまもリーフ」:月払保険料は男性370円、女性340円
- 太陽生命「感染症プラス入院一時金保険」:約500円(40代以下なら500円以下)
- 第一スマート「コロナminiサポほけん」:最低300円(感染状況によって月額保険料が毎月変動)
- PayPayほけん「コロナお見舞い金」:3か月1500円(1か月500円)
価格にこだわる方は、JustInCase以外の保険会社商品も比較してみると良いでしょう。
主なコロナ保険は上記の4商品となっていますが、それぞれ保障内容・支払事由が異なります。きっちり比較して、納得したうえで契約するためにも、経験豊富な専門家FPと相談することをおすすめします。
ほけんのトータルプロフェッショナル(公式サイト)なら何度でも相談は無料ですので、安心して相談できます!
注意点② 保険期間中の支払いは1回まで
2回以上感染した芸能人のニュースもよく目にしますね。
「コロナ助け合い保険」では、契約期間中に1度までしか保険金を受け取ることができません。2回目以降は支給対象外ですので、納得した上での契約が必要です。
まとめ
JustInCaseの「コロナ助け合い保険」について詳しく解説してきました。
契約と同時に保障が開始されること、保障内容がシンプルで分かりやすことなど、おすすめの商品になります。
一方で、保険料は他社と比較して必ずしも安くないこと、契約期間中に1度しか支給対象にならないことなど、加入に際して注意すべき点があります。
現役FPとして、他社の商品と比較してご自身に最もあったベストの保険を選ぶことをおすすめします。
複雑な保険商品の中から1番自分にあった商品を選ぶことは簡単ではありません。
ご自身やご家族の状況を踏まえた納得のいく内容で加入するため、まずはファイナンシャルプランナーと相談することをおすすめします!ほけんのトータルプロフェッショナルなら、何度相談しても無料なのでおすすめです。
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