2021年12月7日、大樹生命は新商品「おまもリーフ（無配当感染症入院保障付災害医療保険（無解約返戻金型））」を12月21日に発売することを発表しました。おまもリーフは、誰にでも起こりうるリスクである「ケガ」と「感染症」について、医療費や諸費用を賄うための一時金を受け取れる保険で、昨今の世の中の情勢を踏まえた新商品となっています。
おまもリーフは、契約者に加え、家族も同時に加入できる点が特徴で、無解約返戻金型のため保険料は安価に抑えられています。
家族のケガと感染症リスクに同時に備えられるのは嬉しいですね。
元々三井生命だった大樹生命は、現在日本生命グループの一つとなっており、伝統のある生命保険会社です。業界の中でも財務基盤が強固な日本生命傘下ということもあり、長期の保険契約でも安心して加入することができるでしょう。また、大樹生命は、「つなぐ ～信頼を拡げ、未来を拓く～」を経営ビジョンに掲げており、おまもリーフの商品開発に際しても、保障内容を世帯・世代を「つなぐ」という点も意識して作られています。
おまもリーフは、2021年12月に発売後約1か月で2万件以上も売れたビッグヒット商品となっています。本当におすすめの商品ですので、この機会に商品の特徴を理解し、検討してみてはいかがでしょうか。なお、太陽生命も新型コロナウイルスによる入院を保障する「感染症プラス入院一時金保険」を販売していますので、ご自身の年齢の保険料について価格比較することをおすすめします。
この記事では、大樹生命の新商品「おまもリーフ」の保障内容、保険料、加入時の注意点・メリデメにつき詳しく解説しますので、是非最後までご覧ください。
「おまもリーフ」の４つの特徴
ここでは、おすすめの新商品「おまもリーフ」の４つの特徴を解説します。加入をご検討の際は、商品性を理解いただけると思います。
特徴① ケガによる入院・手術、感染症による入院に、一時金で備える
おまもリーフでは、ケガで入院したとき、手術を受けたときに加え、所定の感染症で入院したときに、一時金として【10万円】の保険金を受け取ることができます。
また、オプションとして特定損傷特約（特損）を付加することにより、骨折等の治療を受けたときに一時金として【5万円】を受け取ることができます。
保険の支払事由が明確で、保険金額も分かりやすいシンプルな商品性が魅力的ですね！
特徴② 加入年齢にかかわらず、保険料は一律300円台
ケガの発生確率や感染症の罹患リスクは年齢による変動は少ないことから、保険料は年齢にかかわらず一律となっています。月払の場合、男性は370円、女性は340円です。年払の場合、男性は4,410円、女性は4,060円となります。
安価な保険料で感染症罹患時のリスクに備えられるのは嬉しいですね。
特定損傷特約付加時等、詳細の保険料は後述します。
特徴③ 持病があっても簡易告知で入れる
おまもリーフの加入申し込みには医師の診査は不要で、３つの簡易告知のでみ申し込みが可能です。以下の３つの項目全てで「いいえ」であれば申し込みできます。
- 入院・手術・放射線治療・先進医療による療養を医師から勧められていますか（治療方法の一つとして説明を受けている場合を含む）
- 現在、外傷で医師の診察・検査・治療・薬の処方を受けていますか（一定期間経過後に診察・検査を勧められている場合を含む）
- 現在、当社（大樹生命）所定＊の感染症で医師の診察・検査・治療・薬の処方を受けていますか（一定期間経過後に診察・検査を勧められている場合を含む）
＊大樹生命所定の感染症とは、新型コロナウイルス（COVID-19）、コレラ、腸チフス、パラチフスA、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症（O-157等）、ペスト、ジフテリア、急性灰白髄炎（ポリオ）、ラッサ熱、クリミヤ・コンゴ出血熱、エボラウイルス病、重症急性呼吸器症候群（SARS）です。
特徴④ 家族も同時に加入できる
契約者の同居家族（契約者の6親等以内の血族、3親等以内の姻族）に加え、所定の条件を満たしている別居家族（契約者の2親等以内の血族）・同性パートナー・事実婚パートナー・婚約者も被保険者として同時に加入することができます。法律上の家族に加え、世相を反映した商品性となっている点について評価できますね。
保険は、自分自身や家族のケガや病気、入院などの生活におけるリスクへの備えをする商品です。備えるべきリスクは人それぞれ違います。また、生命保険商品は多様で複雑なため、理解するのは簡単ではありません。自分に合った保障内容で契約するためにも、経験豊富な専門家FPと相談することを強くお勧めします。
おまもリーフの主な取扱い
ケガと感染症の入院保険「おまもリーフ」（主契約）の取扱い
- 正式名称：無配当感染症入院保障付災害医療保険（無解約返戻金型）
- 加入年齢範囲：０～７５歳
- 保険期間：５年
- 保険料払込期間：５年
- 被保険者に指定可能な範囲：契約者・契約者の配偶者・契約者の2親等以内の血族。契約者の6親等以内の同居の血族、3親等以内の同居の姻族。所定の条件を満たしている同性パートナー・事実婚のパートナー・婚約者。
同居の場合は6親等以内の血族、同性パートナーなど、大樹生命は広く「家族」と見做していますね。世の中の流れを反映している素敵な取扱いだと思います。
- ケガによる入院・手術は、不慮の事故のその日からその日を含めて180日以内の入院・手術・治療は災害一時金（10万円）の支給対象になります。
- 感染症による入院については、契約日から14日間の不担保期間があります。そのため、支払事由に該当する入院をした場合でも、その入院が責任開始の日からその日を含めた14日以内に発病した感染症の治療を目的とするものであるときは、感染症一時金は支給対象とはなりません。
- 保険期間満期後（契約から5年後）の更新はありません。保障を継続したい場合には、新たに加入することが必要となります。
特定損傷特約の主な取扱い
- 正式名称：特定損傷特約021
- 保険期間：５年
- 保険料払込期間：５年
- 給付限度：1回の事故につき1回。通算5回
特定損傷特約は、事故によるケガを保障する特約です。保険料も安価なため、「おまもリーフ」に付けておくと安心ですよ！
おまもリーフの保険料
保険料は、月払・年払のいずれかを選択することができます。一般的な生命保険料同様、年払の保険料の方がやや安く設定されています。また、オプションとして特定損傷特約を付加する場合、その分保険料は高くなります。特定損傷特約は、月額200円程度の保険料ですので、合わせて加入することもおすすめします。
月払の場合の保険料
| 男性 | 女性 | |
| おまもリーフ | 370円 | 340円 |
| おまもリーフ＋特定損傷特約 | 635円 | 500円 |
年払の場合の保険料
| 男性 | 女性 | |
| おまもリーフ | 4,410円 | 4,060円 |
| おまもリーフ＋特定損傷特約 | 7,540円 | 5,915円 |
特定損傷特約を付けても毎月１コインでケガと感染症に備えられます！
なお、太陽生命も新型コロナウイルスによる入院を保障する「感染症プラス入院一時金保険」を販売していますので、ご自身の年齢の保険料について価格比較することをおすすめします。
おまもリーフ開発の背景
おまもリーフは、ケガと感染症のリスクを一時金で保障する入院保険です。開発背景には、交通事故などの不慮の事故によるケガを原因とする入院や手術が発生していることや、2020年以降社会問題となった感染症リスクが重大化したことが挙げられます。ここでは、ケガや感染症の状況について、数字で説明していきたいと思います。
ケガのリスク
日常に潜むケガのリスク
ケガによるリスクは年齢や性別にかかわらず誰にでも起こりうることであり、警察庁によると、2020年には約37万人が交通事故で負傷しています。ケガで入院した場合、手術を受ける可能性も高く、厚生労働省によると2017年に骨折で入院した人のうち約54％が手術を受けています。
また、生命保険文化センターの調査によると、「不慮の事故にあうこと」を不安に感じている人は全体の約41％となっており、生活における不安の一つとなっています。不慮の事故による不安は、年齢によって異なり、18～19歳は53％、20代は46％、30代は47％である一方、50代・60代は30％台であり、若年層の方が中高年より不安に感じている傾向があります。
| 年代 | 全体 | 18～19歳 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 |
| 割合 | 40.8% | 53.1% | 46.3% | 47.2% | 42.5% | 38.1% | 34.5% |
ケガで入院や手術をしたときに備えておくべき費用
交通事故によるケガで入院する方の多くは骨折の治療のために入院しています。厚生労働省の患者調査によると、15～34歳における骨折での平均入院日数は11.3日となっていますので、ケガによる入院に備えるべき日数は11日前後が妥当といえるでしょう。
11日前後入院した場合の自己負担額（3割負担で計算）は、合計7.7万円で、内訳は入院費用4.1万円、食事代1.9万円、入院雑費1.7万円となります。入院時の1日の食事代は凡そ1,686円程度かかりますし、これに加えて家族の見舞い等の交通費などが発生しますので、世帯支出への影響は10万円程度は見ておくと良いでしょう。
おまもリーフの保険金額は10万円なので、調度賄えて安心ですね。
更に、手術が必要な場合は追加費用が発生します。例えば、骨折観血的手術では56,430円、関節内骨折観血的手術では62,280円、人口骨頭挿入術では58,500円程度の自己負担がかかります。おまもリーフの手術給付金は10万円ですので、平均的な自己負担額は賄える保障内容になっています。
感染症のリスク
2020年以降、世界的なパンデミックにより生活スタイルが一変した人も少なくないのではないでしょうか。マスクをした生活も長くなりましたね。いくら感染症予防をしても目に見えないウイルスなので、完全に防ぐことができないのは困りものです。
2021年10月までの日本国内の新型コロナウイルスの感染者数は累計で171.2万人で、新たな変異株のニュースを聞き不安に感じている方も多いと思います。
感染症で入院した際に備えておきたい金額
では、新型コロナウイルスに感染し、入院した場合に備えておきたい費用について解説します。結論としては、11.3万円が目安となります。
新型コロナウイルス感染症による入院にかかる医療費は公費負担となりますので、入院費用の心配は不要です。
しかし、国立感染症研究所調査によると、入院期間は13.0日程度となることから、その期間中の所得を賄う費用と入院雑費が発生することに注意が必要です。所得は人によって異なりますが、給与所得者平均給与（436万円）を基に日割計算すると、9.3万円の所得減少が見込まれます。また、入院雑費として1日当1500円を要するとした場合、入院日数13.0日をかけると2.0万円の費用が必要になります。
おまもリーフでは、感染症により入院した場合、10万円が支給されますので、手出しは1.3万円に抑えられます。
まとめ
大樹生命の新商品「おまもリーフ」について詳しく解説してきました。
おまもリーフは、安価な保険料でケガと感染症の両方のリスクに備えられる魅力的な商品です。また、幅広に定義された「家族」を被保険者にできるという点が世の中の流れに沿っていてますね。
しかし、感染者数が増加する中、22年2月2日、大樹生命はおまもリーフの一時販売停止を発表しましたので、残念ながら現在は加入申し込みをすることができません。
一方、おまもリーフの入院保険金は、1日以上の宿泊を伴う入院を支給対象としており、日帰り入院は対象になりません。また、病気による入院は支給対象外ですので、おまもリーフだけで幅広い生活上のリスクに備えられる、ということはありません。他の生命保険商品と組み合わせることでリスクに備えることが良いでしょう。
また、太陽生命も新型コロナウイルスによる入院を保障する「感染症プラス入院一時金保険」を販売しています。大樹生命での契約を決めてしまう前に、ご自身の年齢の保険料について価格比較することをおすすめします。
生命保険商品は、保険会社や商品によって様々です。納得のいく内容で加入するため、ファイナンシャルプランナーと何度も相談することをおすすめします！まずは「無料保険相談」を。
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